マイホームを賢く売るための施策とは

マイホームを賢く売るための施策・・・

家を売る時の第一歩として

納得のいく取引のためにも、家を売る時の第一歩として不動産会社の選択は重要です。

マンションを得意とする業者もあれば、戸建に強いところもあり、あとになって相場より安く売ってしまったことに気づく例もあるのです。パソコンを使えば、ネットに一度に複数の不動産業者に見積り依頼できるサイトがあって、名の知れた不動産会社が幾つも名前を連ねていますから、なるべく多くの業者に見積もってもらって、もっとも頼りになりそうな会社を選びましょう。債務の担保になっている不動産物件の売却はできるのかと言われると、そのままでも取引(売買や所有者移転登記)は可能です。

ただ、物件を担保にしてお金を借りた人が残債を完済することができないと、担保となっている物件は競売にかかり、見ず知らずの人の持ち物になってしまうわけです。

 

担保に入っている家や土地というのはそういった多大なリスクを負っているわけですから、いくら売却が可能でも、買手はほとんどつきません。売手は高く、買手は安い価格を望むものですから、値段交渉はあって当然と覚悟しておきましょう。

購入者にしてみれば少しでも安いほうが嬉しいのですから、大きな金額である不動産取引では価格交渉なしというケースはほとんどないでしょう。

なかなか交渉に応じないで買い手が諦めてしまっては、とんだ無駄骨です。

交渉の潮時を間違えないためにも、不動産情報をよく見て相場観を養うことはたいへん意義のあることなのです。既に完成している新築物件や中古戸建、マンションの専有部分をじっくり見ることができるのがオープンハウスの利点です。立地や周辺環境もわかりますから、もし家を売るとなったら何日間かオープンハウスを開催して購入意欲のある人に家の中を見てもらってはいかがでしょうか。
居住中の物件の場合、家をあけるために住人は長時間外出するなり工夫しなければいけませんが、売り手が生活感が出ている家を気恥ずかしく思うのとは裏腹に、買いたいと思う人はそこでの暮らしをイメージしやすいというメリットがあるのです。一般の居宅売買では築30年を境に内覧希望者ですらなかなか来ないのが現実です。

水まわりや壁紙などのリフォームを施して、売れる要素を多く持った家づくりを目指すと良いでしょう。利便性の高い立地の場合は家は解体撤去して「土地」にして売ると案外早く売れるようです。撤去費用がなければ、通常の家と土地の価格より安価な価格設定をすることで、更地にして新築するか、リフォームするかを購入者が選ぶことができます。

新築の一戸建てやマンションについていうと、分譲後2年ないし3年目くらいから最初の10年までは価格が段階的に下落していきます。そして築11年、12年、13年となると、今度は下げ止まりのような感じで価格は横ばいになります。
税制面でいうと、居宅売却や買い換えの際の税率優遇措置が受けられる要件は、所有期間が10年超となっていますから、マイホームを売却する場合、築10年を超えたあたりがベストといえます。